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2020.02.10
カテゴリー:インフォメーション
世の中では新型コロナウイルスによる肺炎がニュースとなっております。新型肺炎も心配ですが、もう間もなく年度末となります。
MR(麻疹風疹)ワクチン(2期および任意接種)やHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)、高齢者の肺炎球菌ワクチンなど、定期接種となっているワクチンや公費助成の出るワクチンの一部では年度末が締め切りとなっているものがあります。
新型肺炎は確かに非常に高い感染力を持つ感染症ですが、麻疹や風疹はそれ以上に強力な感染症であり、多数の死者と後遺症を生んできたウイルスです。忘れている方は早めの接種をお願いします。また、肺炎球菌による肺炎は高齢者がかかると重症化する事が多く、またウイルス性の感染症から混合感染して重症化する事も多いため、忘れている方は早めの摂取をお願いします。
MRワクチンの2期法定接種は小学校就学前の年度1年間 、無料の任意接種は2歳~5歳になった年の年度末および小学校1年生~4年生の年度内です。
また、高齢者の肺炎球菌ワクチンは65歳以上から5年毎に未接種の方に問診票が送られてきます。公費助成で摂取される方は4000円で受ける事ができます。
幸いMRワクチンについてはほとんどの方が接種されていますが、HPVワクチンについては逆に接種されない方がほとんどです。
HPVワクチンは子宮頸がんや尖圭コンジロームの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を予防してくれるワクチンです。(予防できるかどうかはウイルスの型により、現在定期接種となっている2価および4価ワクチンでは子宮頸がんの50-70%が予防できるといわれています。近年海外で行われるようになっている9価ワクチンでは90%以上が予防できますが、国内では未承認です。)
子宮頸がんは若い女性がかかることが多く、たとえ完治したとしても妊娠できなくなったり流産の原因となるため、社会的影響の大きいがんです。
このような重大な病気を予防できるワクチンではありますが、過去に行われたメディアによるバッシングの影響で江東区では現在、接種の通知を行っていません。
このため認知度が低く、通知が届くこともないままに接種期間(小学6年生から高校1年生相当の期間)が過ぎてしまう方がほとんどで、日本国内での接種率は1%を割っています。
何かといえば危険性が取りざたされることのあるワクチンですが、実際の有害事象はワクチンを接種した場合としない場合でほぼ同じとされています。また、定期接種のワクチンによる有害事象は公費による治療の対象となります。
HPVワクチンについて詳しくはこちらの記事やこちらの記事をご覧ください。
HPVワクチンの4月1日までの接種対象は
平成15年4月2日~平成20年4月1日までに生まれた方です。
HPVワクチンを接種希望される方は、
江東区健康部(保健所)健康推進課健康づくり係 電話番号:03-3647-9487
までご連絡ください。
また接種については当院でも行っております。接種を希望される方は事前にお電話(03-3648-3622)などでご連絡ください。
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