潰瘍性大腸炎とクローン病を総称して、炎症性腸疾患と呼びます。炎症性腸疾患は近年、急速に増えている病気で、若い方が発症することも少なくありません。
細菌やウイルスによる一般的な腸炎とは異なり、特定の病原菌がいないにもかかわらず腸に炎症を起こす病気です。腸内細菌叢の乱れ、食物に対する免疫反応、遺伝的要因、ストレスなど、さまざまな要素が複雑に関係していると考えられています。
潰瘍性大腸炎は、主に大腸に炎症や潰瘍ができる病気で、下痢、血便、腹痛などの症状が現れます。一方、クローン病は、口から肛門までの消化管全体に炎症が起こる可能性がある病気で、腹痛、下痢、体重減少などの症状が見られます。