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東京都江東区東砂2丁目11-27[地図]
お尻から内視鏡を挿入して大腸の中を観察し、病気を見つける検査です。検査によって早い段階でポリープを発見し、切除することで大腸がんを予防することができます。また、お腹の不調の原因がわかる場合もあります。
大腸内視鏡検査は、医師の技術レベルと使用機器によって、精度や検査所要時間、そして患者様の感じる苦痛や違和感が大きく異なってしまう検査です。当院では、十分な研鑽を積んだ日本消化器内視鏡学会専門医が、それを活かせる最新の機器を用いて検査を行うことで、精度の高い検査を苦痛なく行うことを可能にしています。また不安や苦手意識のある方には、ご希望により軽い鎮静剤や鎮痛剤を使用し、ウトウトと寝ている間に検査を行う事もできますので、ご相談ください。
最新の内視鏡システム早期発見と迅速で負担の少ない検査のために、当院では内視鏡のトップメーカーであるオリンパス社の最新内視鏡システムである「EVISEVIS EXERA III」を導入しています。通常の観察でも非常に高精細な画像が得られるだけでなく、特殊な波長の光源を搭載し、粘膜の微細な変化や表層の血管構造を強調することで、病変を見逃しなく観察することが可能な内視鏡システムです。精度の高い検査を短時間で行うことができ、挿入性に優れているため、患者様へのご負担も大きく軽減されています。
NBIシステム通常光では発見が難しい小さな『がん』や『ポリープ』などをスピーディに発見できる特殊光を使った検査が可能です。粘膜表面に現れる微細な血管パターンの変化を観察しやすい光を用いた観察を、手元のスイッチで簡単に切り替えできます。これは青と緑の2つの波長に狭帯域化された光を用いたもので、小さな早期がんの迅速な発見に役立ちます。
内視鏡で胃腸のなかを観察する際には空気を送って胃腸を膨らませなければなりません。しかしながら胃や腸に送った空気はすぐには抜けないため、腹部膨満感や腹痛の原因となります。二酸化炭素送気システムは通常の空気の代わりに二酸化炭素で胃腸を膨らませるものです。二酸化炭素は空気よりも約200倍、腸管から血液へ吸収されやすく、呼吸により速やかに体外へ排出されますので、速やかに腹部膨満感や腹痛が解消します。
無送気軸保持短縮法による検査大腸の長さや曲がり具合はひとりひとり異なります。特に癒着があったり、捻じれの強い方は、挿入の仕方によって苦痛を感じてしまうことがあります。当院では無送気軸保持短縮法という高度なテクニックを用いた挿入法を行っています。腸を手前に折りたたむようにスコープを進め、大腸を圧迫しないで挿入できるため、痛みや不快感を起こしにくくなります。また、二酸化炭素送気システムを使用することで検査後にお腹の中に残る空気を減らし、検査後のお腹の張りを減らすことができます。
検査を電話で予約された方も、注意事項の説明や検査前に服用するお薬の処方があるため、事前に一度受診していただく必要があります。
検診などの大腸がん検査としては便潜血検査が行われる事が多いですが、便潜血検査はあくまでも「便に血液が含まれているかどうか」を調べる検査です。大腸がん以外でも便に血液が混じる疾患は数多くあり、確定診断のためには内視鏡検査が必要です。
内視鏡検査であれば、早期の大腸がんやポリープを発見できます。さらに、検査中に発見した早期がんやポリープはその場で切除する日帰り手術も可能です。切除まで行った場合、一度の内視鏡検査で治療まででき、大腸がんの予防にも繋がります。
また、大腸がんがあっても便潜血検査が陰性と出てしまうこともありますので、便潜血検査が陰性だったからと安心してしまうのも問題です。大腸がんのリスクや前がん病変のポリープ切除による予防効果も考慮して、40歳を超えたら便潜血検査が陰性でも大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。
通常では、内視鏡を挿入する際に、多少のお腹の張りや圧迫感を感じることはありますが、苦痛が生じることはほとんどありません。ただし、腸が長い方や捻じれの強い方、癒着がある方では強い痛みが生じることもあります。初めての検査で不安のある方や、過去に苦痛を感じたことがある方は、ご希望により鎮静剤や鎮痛剤を使用することができます。これによりウトウトした状態で、ほとんど苦痛を感じずに検査を受けていただけます。
検査の所要時間は平均して15分くらいです。ただし、腸が長い方や屈曲の強い方、癒着がある方では、30分以上かかる場合も稀にあります。また、ポリープを切除する場合は、1つあたり 1~5分ほどかかります。鎮静剤や鎮痛剤を使用した場合は、検査後に1時間ほどベッドやリクライニングチェアでお休みいただきます。
当院では検査前に同意いただいた方に対し、検査時に大腸ポリープの切除を行っております。ただし、ポリープの大きさや数によっては、安全性を考慮して検査日とは別の日程で切除することもあります。
進行性大腸がんでは7割以上の確率で便潜血反応が陽性となるため、大腸がんの一次検診として便潜血検査が行われており、陽性となった方には精密検査として大腸内視鏡検査を受けることが推奨されています。ただし、実際に大腸がんが発見される確率は決して高くなく(2-4%と言われています)、過度の心配をする必要はありませんが、前がん病変となる大腸ポリープや治療を必要とする大腸炎が発見されることも少なくありません。大腸の疾患以外にも、痔などの肛門疾患が原因で陽性が出ることもあります。
内視鏡検査では、病気の確定診断が行えます。ポリープや早期の大腸がんが発見された場合には、同時切除も可能です。重篤な病気が隠れている可能性もありますので、是非一度内視鏡検査を受けることをお勧めいたします。通常は予約での検査となります。症状や、外来の状況によっては当日の検査も可能な場合があります。お電話などによりご相談ください。
通常は予約での検査となります。症状や、外来の状況によっては当日の検査も可能な場合があります。(当日の検査は下剤や鎮痛剤の使用などでご希望に添えない場合もあります。) お電話などによりご相談ください。
また、問診表を作成してきていただけると時間が短縮できます。
STEP 1
検査前日の就寝前に下剤を服用していただきます。
検査当日は十分に腸管内を洗浄するために早朝から腸管洗浄液を服用していただきます。高血圧、不整脈、喘息などの薬は検査の2時間前までに服用してください。それ以外の薬については前もって医師にご相談ください。
1~2リットルの腸管洗浄液を1~2時間かけて数回に分け飲みます。1~2時間後、排便が頻回になりますが、5~6回くらいトイレに行くと排便は落ち着いてきます。着替えやすい楽な服装でお越しください。検査前の準備のため、検査予約時間の30分前までに来院してください。
STEP 2
検査前日の就寝前に下剤を服用していただきます。
検査当日は十分に腸管内を洗浄するために早朝から腸管洗浄液を服用していただきます。高血圧、不整脈、喘息などの薬は検査の2時間前までに服用してください。それ以外の薬については前もって医師にご相談ください。
1~2リットルの腸管洗浄液を1~2時間かけて数回に分け飲みます。1~2時間後、排便が頻回になりますが、5~6回くらいトイレに行くと排便は落ち着いてきます。着替えやすい楽な服装でお越しください。検査前の準備のため、検査予約時間の30分前までに来院してください。
同意書、問診表については必ずご自宅で記入してお持ちください。忘れると検査が受けられない場合があります。また、保険証は忘れずにお持ちください。忘れると治療費が高額となる場合もあります。
検査時に鎮静剤(麻酔)を使用する場合は、検査後は当日、車、バイク、自転車の運転ができません。そのため、当日は車、バイクでのご来院はご遠慮ください。自転車に関しては乗らずに押してご帰宅していただければ構いません。
鎮静剤(麻酔)なしでの検査も可能です。
STEP 3
鎮静剤・鎮痛剤を点滴注射後に検査を開始します。
検査時間の目安は10分~30分程度です。検査時にポリープや早期のがんを認めた場合、その場で切除を行うことが可能です。
ポリープを切除した場合は食事などに制限が加わる場合があります。また飲酒や遠出は1週間前後避けていただく必要があります。
STEP 4
リカバリールームでお休みいただき、お帰りの前に検査結果をご説明いたします。(組織検査やポリープ切除を行った場合は、約2週間後に外来で結果をご説明いたします。)
検査のみの場合は通常通り食事をとることができます。ポリープの切除を行った場合は医師から説明があります。
1割負担 | 3割負担 | |
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大腸内視鏡検査のみ | 約2,500円 | 約7,500円 |
大腸内視鏡検査+組織検査 | 約3,000~5,000円 | 約10,000~16,000円 |
大腸内視鏡検査+ポリープ切除 | 約7,000~10,000円 | 約20,000~30,000円 |
※上記は検査のみの料金であり、目安です。実際には採血検査や、鎮静剤、下剤などの料金が別途必要となるため、実際の料金と異なります。
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